健やかなる学び舎…
多くの若人が集いし所…
そこで交わる様々な想い…
そして、そこに映るは、夢か現か幻か…

〜六道学園夢想忌憚〜
『幻の音色』



GM: 11月下旬のある晴れた暖かな放課後…
GM: 文化祭の終わった後の六道学園では、ひとつの噂話がひろまっています…
GM: それは…
GM: 新しく、音楽室に入ってきたピアノが、夜遅く鳴り響くというものなのです…
鷲見 大地: (定番ですねっ)
各務 恭一郎: (古いピアノじゃないのがポイントなのかっ)
霜月 由布: (中古のピアノを購入したかもしんないぞ(笑))
堀辺 結奈: (新しく入ったってだけで、新しい訳じゃ……新品なの?(笑))
GM: (その辺はおいおい(笑))

GM: そんな噂話が流れる中、ふ〜けんはいつものようにのんびりしています
GM: まあ、実は最初は、なんの事はなかったんだけど、話を詳しく(大きく)する人がいたんですよ……
GM: というわけで、ふ〜けん部室からスタートします〜
各務 恭一郎: とりあえず、窓際の席でシャーペン片手にレポート用紙を眺めてます
霜月 由布: 「もうすぐ期末テストなんでよね」指折り日にち数えてる
堀辺 結奈: 「テストか……頭痛いぜまったく。」
霜月 由布: 「先輩はちゃんと準備しているんだぁ」
各務 恭一郎: 「直前で慌てるのは趣味じゃないからな」
霜月 由布: 「うーん、計画的だぁ、うちのお兄ちゃんみたい」 感心感心
鷲見 大地: がらがらっと部室のドアをあけて 「こんちわ〜(^^)」 ←部外者
鷲見 大地: 「あ、いたいた(^^) なぁなぁきょーちゃん、霜月。あの話聞いた?」
鷲見 大地: 「あ、こんにちは先輩(^^)」
堀辺 結奈: 「よぉ! また、暇つぶしに来たのか?」
鷲見 大地: 「ちょっと面白い話が聞こえてきたもんで」
各務 恭一郎: 「……先輩だって暇つぶしじゃないですか」
堀辺 結奈: 「いいじゃねえかよ、気にすんなって(笑)」 バンバン背中叩きながら
各務 恭一郎: 「はぁ……まぁ、良いですが」
霜月 由布: 「あの話って、どの話?」
鷲見 大地: 「ピアノピアノ。知ってるだろ?」
霜月 由布: 「うちの部長がピアノを木刀でかき鳴らしたってヤツ(^^)?」
鷲見 大地: 「もしかしてそれでピアノが壊れたから新しいの入ったのか? すげぇなぁ晶一先輩」 (笑)
堀辺 結奈: 「あいつ、そんな事やったのか。まったく退屈しねぇ奴だな(汗)」
各務 恭一郎: 「あいつならやりかねんな……」
霜月 由布: 「ああ、新しいピアノの話ですね。全自動で勝手に鳴り響くらしい新型ってヤツ」
鷲見 大地: 「それそれ(^^) 夜中にひとりでに鳴るらしいぞ〜」
各務 恭一郎: 「怪談としては良くある話だが、今までうちの学園に無かったのが珍しいくらいだな……」
堀辺 結奈: 「まったく、この学校って、その手の話しがつきねぇなぁ」
霜月 由布: 「なかにゼンマイでも入っているんですかねぇ」
鷲見 大地: 「夢がないなぁ。もうちょっとロマンというものを理解してくれ」 肩ぽむ
霜月 由布: 「喫茶店の勝利のカギは男のロマンだとか言われたんですけど……よくわかりませんでしたよ。どうしてネコ耳がロマンなんだか」
各務 恭一郎: 「世の中には知らない方が良い世界というのがある。気にするな」
鷲見 大地: 「それはネコ耳だけじゃなくて、エプロンつきメイド服もロマンだと思うな」
霜月 由布: 「メイド服とかも着ましたよ。……冬の合宿費用を稼ぐには絶対不可欠だって(^^;」

GM: ガラガラ…とドアが開く
朋美: 「こんにちは〜、誰かいるー?」
GM: 音楽の教育実習生の神崎朋美さんです
堀辺 結奈: 「おっすじゃなくて、こんちわっ」
鷲見 大地: 「あ、せんせーお邪魔してますっ」
霜月 由布: 「いらっしゃいませ〜、お一人様ですぁ(ハアト)」 文化祭で覚えた(笑)
朋美: 「こんにちは…。じゃなくて、ちょっとかくまってっ」
鷲見 大地: 「はぁ?」
堀辺 結奈: 「えっ、良いですけど。いったい何が?」
霜月 由布: 「追手ですか?」 にっこり笑って木刀を準備
朋美: 「今日子ちゃんにピアノの取材許可下さいっって、追われてるの(^^;」
各務 恭一郎: 「また、あの人は……」
鷲見 大地: 「それってここに隠れる意味ないんじゃ……」
朋美: 「うう、そんな事いわないでよー(^^;」
鷲見 大地: 「あ、でも匿ったらその話オレに教えてくださいね〜♪」 おい
GM: パタパタパタ…
鷲見 大地: 「ささ、このロッカーに(^^)」
堀辺 結奈: 「取材許可って、そんな大層なピアノなんです? あっ、来たみたいだ早く隠れて!」
朋美: 「うん、とにかくお願いね。」
霜月 由布: 「は〜い」
GM: ロッカーに入りました
鷲見 大地: ぱったん(笑)
GM: パタパタパタっガララーっ
霜月 由布: 「いらっしゃいませ〜」
今日子: 「はあ、はあ…みんな、朋美先生こなかった?」
霜月 由布: 「来ましたけど、もういません」
今日子: 「本当?、どこに行ったの?」 肩がっしり掴んでガクガク
霜月 由布: 「それは……いえませんともよ」 首がかくかく
鷲見 大地: 「犬上先生のとこって言ってましたよ〜(^^)」
今日子: 「…しまった、一足遅かったか…。」 由布はなす
堀辺 結奈: 「どうしたんだ? そんなに慌てて」
今日子: 「聞いて、聞いてよ、結奈。朋美先生、ピアノを観察させてくださいっていったら、音楽室の鍵しめて、駄目っていうのよー。」
鷲見 大地: 「あ、ウワサの新しいピアノですか。オレもその話聞きたかったなぁ」
今日子: 「ん、話が聞きたい?」 眼鏡がキラーン
各務 恭一郎: 「しかし、観察したところで意味があるとも思えませんけど」
今日子: 「何いってんのよ。確かめもせずに、記事が書けるわけないでしょ?」
霜月 由布: 「部長みたく、乱暴に弾くとおもわれたのでは……」
今日子: 「由布ちゃん…私をあの”馬鹿”と一緒にしないでくれる?」
霜月 由布: 「ピアノお上手に弾けるんですか?」 ちょっと羨望の眼差し
鷲見 大地: 「けど晶一先輩、ひとりでに鳴るピアノの話聞いたら、また壊しちゃいませんかね」
今日子: 「まー、朋美先生がいる間はそれはないんじゃないの?」 (笑)
各務 恭一郎: 「奴は年上の美人に弱いからな」
今日子: 「そうそう。」
鷲見 大地: (赤点にも弱かった(笑))
霜月 由布: 「ええ、部長はいつでも無敵ですよぉ」
堀辺 結奈: 「ある意味、無敵かもな」 (笑)

堀辺 結奈: 「相変わらず熱心だな(^^; ピアノって、噂になってるやつだよな。何か詳しい話しとか取材したのか?」
今日子: 「ふっふっふ、当然よ…。私の情報網に不可能はないわ…っていいたいんだけど、肝心の所がわからなくてね」
堀辺 結奈: 「肝心の所って言うと?」
今日子: 「とりあえず、わかった事から言うとね。」
鷲見 大地: 「なになに?」 身をのりだし
今日子: 「あのピアノかなりの年代物ね。1900年初頭に作られているみたい。」
鷲見 大地: 「いわくつきの骨董品ですかっ?(^^)」
各務 恭一郎: 「約100年前か……かなり古いな」
霜月 由布: 「新品のピアノじゃなかったのですか?」
堀辺 結奈: 「なんでまた、そんな古いものを?」
今日子: 「ピアノ自体の質は普通。けど、特徴が一つ……そして。」
今日子: 「そう、いわくがあるのよ、とびっきりの。」
鷲見 大地: 「おおっ」 期待期待
今日子: 「そこがさっき言った、肝心の所なのよ。」
霜月 由布: 「な、なんですか〜?」
堀辺 結奈: 「ふーん、それは、オレもちょっと知りたいなぁ……。」
今日子: 「大正時代にとあるお金持ちの家にあったらしいんだけど、そこの家が火事になってね。」
霜月 由布: 「……(どきどき)」
今日子: 「17、8歳の娘さんがいたんだけど、その火事で亡くなったんですって…」BR> 鷲見 大地: 「ふむふむ」
今日子: 「火じゃなくて、煙による窒息死だったんだけど、後に残ったのは、あちこちに焦げが残ったピアノだけ…」
霜月 由布: 「かわいそうです」
今日子: 「ピアノはその後、転々としたらしいんだけど、突然、うちの学校に来たって訳。」
今日子: 「なんで、そんないわく付のピアノがうちの学校に来たのか、それがどうしてもわかんないのよ、それで、朋美先生にピアノを調べるのと、取材をしようと思ったんだけどさ。」
堀辺 結奈: 「ふーん、理事長の関係か何かかな。それにしても、わざわざ学校に置く事もないと思うけど」
今日子: 「ふふふ…何かあると思わない、結奈?」
各務 恭一郎: 「使い込まれた道具には念がこもり易いと言うが……ふむ…」
霜月 由布: 「転々と持ち主が変わっても、使いこまれるうちなんですか?」
各務 恭一郎: 「この場合、持ち主がその道具に対してどれほどの念を持って接していたか……が、重要なんだ」
霜月 由布: 「ふーん、そうなんですかぁ」
鷲見 大地: 「転々とした……ってことは、今までも勝手に鳴ったりしてたんですかねぇ」
今日子: 「それがねー。転々とした中ではそういう事は起こってないよね、不思議な事に。」
鷲見 大地: 「へぇ、じゃあこの学校に来て突然かぁ」
今日子: 「そういう事、普通、何か原因があると思うでしょ?」
鷲見 大地: 「思います思います(^^)」
各務 恭一郎: 「しかし、元々この学園はそういった事が起き易い気がするんだが……それに誘発されたとか?」
今日子: 「それもあるかもね。」
堀辺 結奈: 「そうだな。ピアノにこもった念か……。その亡くなった人ってこの学園の関係者か何かか?」
霜月 由布: 「その辺の事情を朋美先生はご存知ということなんですか?」
今日子: 「そりゃあ、音楽の実習生だし。ここだけの話、朋美先生って、何か不思議な所あるし、理事長とも知り合いだとか、犬神先生と何故かウマが合うとか、学園祭の時に色んな人と会ってたとか、ネタに困んないよねー。実は」
鷲見 大地: 「いろんな人?」
霜月 由布: 「ふしぎなところ?」
今日子: 「その辺はまだ、調査中。何かあったら教えてあげるわよ。」
堀辺 結奈: 「ああ、期待してるよ(笑)」
鷲見 大地: 「で、朋美先生追いかけなくていいんですか」
今日子: 「ああ、そうだった、こうしちゃいられない…それじゃ、あんた達も頑張りなさいよ」
堀辺 結奈: 「ああ、こっちも頑張ってみるよ」
鷲見 大地: 「また面白いことがわかったら教えてくださいねー」

GM: 今日子はいっちゃいました
GM: シーン、嵐の後の静けさ…
鷲見 大地: 手をふりつつ見送って、足音が聞こえなくなったら廊下を確認(笑)
GM: 気配も姿もありません
鷲見 大地: 「よしよし(^^)」
堀辺 結奈: 「やっぱり、ここに逃げ込んだのって失敗だと思うよ。先生」
霜月 由布: 「せんせー、ピアノの由来ってなんですか」 いきなしロッカーを開く
朋美: 「…。」 すー…
鷲見 大地: 「……よくこんなところで寝られるなぁ……」 感心
朋美: 「ん、もう、だいじょうぶ?」
霜月 由布: 「狸寝入りは不許可ですぅ」
朋美: 「ちょっと疲れててねー、狸寝入りじゃないのよ」
霜月 由布: 「きっちりすぐ起きてるじゃないですか(^^)」
堀辺 結奈: 「取りあえず、今日子の件は大丈夫……で、ピアノの事なんですけど」
各務 恭一郎: 「……それで、実際の所なぜ取材許可を出さないんですか?」
朋美: 「こういう噂が立ってる事だし、あんまり騒いで欲しくなかったのよ。今日子ちゃんの取材熱心さは好きなんだけどね」
朋美: 「さてと、犬上先生に頼まれ物があったんだー…って、駄目だよね。アハハ(^^;」 じっと見る
霜月 由布: 「せんせー、お願いがあるんです」 (すりより)
鷲見 大地: 「匿ったら教えてくれるって約束でしたよね♪」 (してません)
朋美: 「はい…降参。わかる範囲でなら、話してあげる(^^;」
鷲見 大地: 「ホントのところ、マジで鳴るんですか? ピアノ。」
朋美: 「鳴るのよ。」
鷲見 大地: 「鳴るんですね。」
朋美: 「ええ、そうなのよ。」
堀辺 結奈: 「鳴るのか……。」
霜月 由布: 「わたし、鳴るとこみた〜い」
鷲見 大地: 「俺この学校に来て良かったなぁ(しみじみ)」
各務 恭一郎: 「俺も同感だ」 (笑)
GM: 「…やっぱり、ふ〜けんに来てるだけの事はあるわよね、みんな…(苦笑)」
鷲見 大地: 「なかま、なかま(^^)」
各務 恭一郎: 「仲間というより因縁のような気もするが……」
堀辺 結奈: 「寝てたんなら聞いてないかも知れないけど、どうしていわく付きのピアノが学園に?」
朋美: 「この学園の状況っていうか、雰囲気がいいんじゃないかって話があってね(^^;」
堀辺 結奈: 「婆ちゃんがオレここに入れた理由ってそれだったな……」
朋美: 「堀部神社には、学生の頃、良く行ってたわよ」
堀辺 結奈: 「あれ、そうなんですか? さすがに覚えてないなぁ。じゃあ、今後もよろしく(笑)」
朋美: 「はいはい、こちらこそ(^^)」
朋美: 「それじゃ、話す事は話したし…。」 そそくさ
霜月 由布: 「あ、せんせー、まだです」
朋美: 「何かなー?(^^;」
霜月 由布: 「音楽室のカギを貸してください」 きっぱり
鷲見 大地: 「おお(ぽむ)」
鷲見 大地: 「あ、なんでこの学校にあのピアノ来たんです?」
朋美: 「うちの学校なら、ピアノも落ち着くだろうって話があったのよ。」
鷲見 大地: 「なるほど……あ、すると鳴るのは前から?」
朋美: 「鳴る事はなかったんだけどね、今迄は。」
鷲見 大地: 「鳴らないけど何かあったってことですか」
霜月 由布: 「余計悪化させてるんじゃ……(^^;)」
各務 恭一郎: 「鳴らす事によって、逆に念を発散させているとも言えるかも知れない」