ぼく、炎部ワタノレ。
層界山(そうかいざん)の上の犀界山(せいかいざん)の遥か上にあった天界山が、魔界の実力者『アクニンダー』に支配されてしまったのを救うため、ソラゴトのおじさん、ヒシカ、海比子達と旅を続けているんだ。
ドライとその真神『邪狼角』を炎の朱雀の力を借りて、ようやく撃退したんだ…。さあ、次は第5天界だ。
今日もおもしろカッコいいぜ!

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真神英雄伝 ワタノレ

act.5
「スケジュールンで大忙し」

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ヒシカ: (『達』で済まされるトリさん……(笑))
監督: (うっ……(汗))
海比子: (第一話のバンクフィルムだからしょーがないんだ…)
ヒシカ: (バンクじゃしかたないよねっ)

監督: 今、みなさんは第5天界への虹の上に乗っています
ヒシカ: 下のほーを眺めると何が見えますかー?
監督: 白い雲が見えますー
ソラゴト: 「今度はどんな天界だろうなあ…」
ワタノレ: 「……………」
海比子: 「また、前回みたいに急に消えるってのはなしだぜ…」
ソラゴト: 「この間はいきなり海に落とされてひどい目に会った…」
ヒシカ: ソラゴトさんによじよじしつつ 「また落ちてみたら判るのだ〜」
ソラゴト: 「ふ、不吉な」
監督: 虹は下りに入ります
ヒシカ: 滑れる? (わくわく)
監督: 良い子のみんなはエスカレーターでは遊ばないで下さい
ソラゴト: 「ほ、ほれ見ろ、そう何度も同じ事があるわけが…」
ワタノレ: 「でもさぁ、海でよかったと思わない? 高いところから地面の上に落ちたらさぁ……」
ソラゴト: 「…」 (さ〜っと青ざめる)
ヒシカ: 「大丈夫だよ、あちしが忍法でトリさんにしてあげるのだ」
ヒシカ: 「んじゃ、滑るのだ」 にっこりして、ぴゅーんっと
ソラゴト: 「だああああっよ、よさんかヒシカっ」
クウマ: 「腰がひけてるぜっ旦那っ」 うしろからぽんっっと
ソラゴト: 「と、と、と、わ〜〜〜〜っ」 滑る…
海比子: (滑るときはダンボールをしくのよっ)
ヒシカ: (プラスチックの橇、買って〜)
ソラゴト: (ダンボールのほ〜がよくすべるぞ〜)
ヒシカ: (そ、そうなのか(^^;))
ワタノレ: (基本だろう(笑))
海比子: (土手なんかだとそーなんです)
クウマ: (すぐボロボロになっちゃうけどね)
監督: (土手スベリにはダンボール……)
ヒシカ: (土手なんてないもん(;_;))
ワタノレ: (こんくりの土手でもダンボール(笑))
ヒシカ: 「きゃはははは、おっさんの方が早いのだ」
ソラゴト: 「だああああああ」
海比子: 「おいっ、ヒシカ、ソラゴトのおっさんっ」
ワタノレ: 「おーい、あんまり急ぐと危ないよーっ」
ヒシカ: 「ワタノレがアブナイって言ってるのだ」 ぴたっと止る
ソラゴト: 「だあああああああああ」
ソラゴト: (受験生の皆は見ちゃいけないよっ)

監督: では、さあーっと雲が晴れてきます
ワタノレ: 「あっ」
クウマ: 「お〜」 羽根をおでこらへんにあてて、眺めるポーズ
監督: そこに見えてみたのは……
監督: 見渡す限りのビル、ビル、ビル……
監督: 高層ビルが立っています
ソラゴト: 「お?」 ビル(げいつ)
ヒシカ: (いやーっ(^^;) あの笑顔一面のビル)
クウマ: (くりーむぱいをぶつける(笑))
海比子: 「今度の天界は、ずいぶん四角いとこだな」
ワタノレ: 「わー、ビルばっか……」
ヒシカ: 「硬そうなのだ」 爪先立ちで、きょろきょろ見廻し
監督: ストっと、道路の端に到着しました
ソラゴト: 「ふっっ…」 しゅたっと降り立つ
ソラゴト: 「そう何度もお笑いにオチていられるか…」
海比子: あたりをきょろきょろ…
監督: 誰もいませんね
海比子: 「こんだけ建物があって、人はいねえのか」
ヒシカ: 顔をあおむけて、くんくんしてみますけど、なにか特徴的な臭いはしてる?
監督: 自然の匂いはしませんね
ヒシカ: 「美味しそうな匂いがしないのだ……お腹空いたのだ……」 ぐーっっとお腹が
ワタノレ: 「なんか、なつかしー感じだなっ♪」
ソラゴト: 「何かこぉ…潤いのなに天界だのお…」
ワタノレ: 「ん、そうかもね。でも、面白いものもあるよ、多分」
ヒシカ: 「ワタノレはなつかしーのか?」 顔覗き込んで
クウマ: ばさばさばさ… 「ワタノレの故郷はこんなんなのか?」
ワタノレ: 「ここまでビルばっかりじゃないけど。僕の住んでたとこは、もうちょっと田舎だったから」
監督: 時計がありますけど、AM7:59ですね
ソラゴト: 「…あと1分で8時か…」
監督: ぴ、ぴ、ぴ、ポーンっ
海比子: 「なんだ?」
ヒシカ: 「あれが鳴いたのだ」 時計指差し
海比子: 「なんだ、動物はいるのか」
監督: 8時の時報がなった瞬間、地下の階段から、ぞろぞろと出てきました
ソラゴト: 「む?」
ヒシカ: 何が?(^^;)
監督: たくさんの人が(苦笑)
ヒシカ: (良かった。もっと変なものを想像してました……)
クウマ: 「おわっなんだありゃっ」
ソラゴト: 「何だあれは。」
監督: 大人や子供色々います
海比子: 「うわーなんだ、こいつらどっから出てきやがった」
監督: ぞろぞろぞろ……
ヒシカ: 「あ、どーぶつ、どーぶつ」 出てきた人を指差し
ワタノレ: 「……会社行く人……かな?」
ソラゴト: 「カイシャ?」
ヒシカ: 「あ、あちし知ってるよ。歯が痛いときにぐりぐりやる人なのだ」
ソラゴト: 「それは歯医者だ…」
監督: ゾロゾロゾロ……
クウマ: ぞろぞろ……ゾロリゾロリ
クウマ: 「みんなあんなに揃ってどこへ行こうってんだ?」
クウマ: 進行方向は?
監督: 様々、それぞれ、ビルに向かっています
監督: 人々の顔は疲れていますね
海比子: 「なんだ、これから帰って寝るような顔だな」
ワタノレ: 「うーん。仕事しに行くんだと思うんだけど……それにしてはみんな疲れてるね……」
ソラゴト: 「何やらこう、げ〜んなりしているのぉ…あまり楽しそうなところでは、なさそうではないか。」
監督: えっと、知性
海比子: 成功★D(19)≦知性25
ソラゴト: 成功★D(7)≦知性24
クウマ: 失敗▲D(38)>知性26
ヒシカ: 失敗▲D(61)>知性24
ワタノレ: 成功★D(15)≦知性22
海比子: こう成功率がいいとふあーん(笑)
ソラゴト: ひとけただとふあーん(笑)
ヒシカ: (えーん、トリさんがうつったぁ(;_;) (笑))
クウマ: 「あっ待てよヒシカっ」 ヒシカに気を取られたのだ
ヒシカ: 「だって、お腹空いたのだったら空いたのだ〜」
監督: 成功した方は、全員が腕に同じ物を付けているのに気づきます。腕時計の様な物です
ソラゴト: 「む、見ろ、何やら腕に妙なものをつけているぞ!」
海比子: 「しかも、みんなつけてやがるぜ…」
ヒシカ: 「きっと、みんな、おなか空いたんで、あんな顔してるのだ。ふぇ?」
ヒシカ: 「朝ご飯かもしれないのだ。ついてってみるのだ」 と、手近な人についてってみよう
監督: 男性、女性、男の子、女の子がいますが?
ヒシカ: まじまじーっと見て…/えっとね、女の子…は役者がひるんじゃうんで、男の子を(^^;)
ソラゴト: 「…もしや!」
ソラゴト: 腕時計もどぎをぢっくり見る…むろん
ソラゴト: 妙齢の御婦人。
ワタノレ: 「もしや?」
監督: ハッキリ、くっきり、アクニンダー印が……
ヒシカ: 傍へよっていって、はむっと噛みついてみようと……をっと
ソラゴト: 「見ろ! アクニンダー印だ」
ワタノレ: 「あ、ホントだ。」
ソラゴト: 「やはりアクニンダーの仕業であったか…」
クウマ: 「そりゃ俺だってお腹はすいたさ…でもだな、人間時には我慢ってものも…ぉおっ?」
ヒシカ: 「不味そうなのだ」 途中停止
クウマ: 「こらヒシカなんでも食べようとするんじゃないっっっ(汗)」
ヒシカ: 「……トリさんは我慢しないでいいのだ?」
クウマ: 「ああ、俺は…ってそうゆう問題じゃないのっ(^^;」
ヒシカ: 「あちしは何でも食べようとなんてしないのだ。それだったら、トリさんをいただきますしてるのだ」 (えっへん)

女の子: 「みなさん、こっちへ、早く……」
ソラゴト: 「む?」
ヒシカ: 「ふぇ?」 きょろきょろと、声の主を捜すの
監督: ビルの影から手招きしている……少女が一人……
ソラゴト: しゅたっと移動
ヒシカ: 「あと、おっさんも我慢しないでいいのだ?」 しゅたっしてる人、指差しつつ
ワタノレ: 「あ……すばやいなぁ、いつものことだけど……」
クウマ: 「旦那…(汗)」
海比子: 「…あのおっさんは、警戒って言葉を知らないのか…」
ヒシカ: 「びょーき…なんだよねっ」 覚えてたんで嬉しそうに
ワタノレ: 「行ってみよーよ」
ヒシカ: 「あいよっ」
クウマ: 「しょうがねぇ。俺達も行ってみようぜ。あの女の子にこの街のことを教えてもらえば、飯くえる場所もわかるかもしれねぇし」
ソラゴト: シリアスモード維持中につき背後のコメントは聞こえないふりっこ
ソラゴト: 「どうかなされたか、お嬢さん」 (きりっとな)
女の子: 「みなさんは、スケジュールンを付けていないのですか?」
ソラゴト: 「スケジュールン、とな?」
女の子: 「街の皆が腕に付けているものです」
ソラゴト: 「おお、あの時計のようなものか!」
女の子: 「はい、そうです。」
ヒシカ: ソラゴトさんの頭の上にしゅたたっと
ソラゴト: 「これ、よさんかヒシカっ」
ヒシカ: シリアスな顔の上に、まぁるい瞳の笑顔がトーテムポール…
ソラゴト: ま、負けない…
女の子: 「きゃっ……」
ソラゴト: 「あれはいったい、何ものが?」
ワタノレ: 「それ、なんなの?」
ヒシカ: 「時計ってゆーと、ちくたくちくたくりんりんりんって鳴るのだ?」
女の子: 「この街を支配した『トケイン』というアクニンダーの手下が街のみんなに……」
女の子: 「スケジュールンは、トケインが指定したスケジュールを強制的にさせられてしまうんです」
ソラゴト: (それ…恐いけどちょっと欲しいかなとか思ってしまいました テヘ)
ヒシカ: (うんうん(^^;))
クウマ: 「それでみんな8時になったとたん揃って出てきたのか…」
ソラゴト: 「ワタノレ…これは救世主として見過ごすわけにはゆかんぞぉ」
ワタノレ: 「うん、わかってるよおじさん」