アマ: 「それに……」
ヒシカ: 「それにってなんなのだ?」 既に変わり身
アマ: 「クワヤマは村に伝わる『聖なる羅針盤』を取り上げてしまったのです…」
ソラゴト: 「聖なる羅針盤…ひょっとしたら!」
ヒシカ: 「ほいよ」 口を突き出したお面渡す
ソラゴト: 「それはヒョットコだ…」
アマ: 「聖なる羅針盤は、この天界の賢人であり、海の護り神である『炎の朱雀』が眠っているとされる朱雀島への道を指し示すといわれています」
ソラゴト: 「なるほどぉ」
海比子: (この天界は朱雀ね……)
ヒシカ: (中々意表だのぉ(笑):海で朱雀)
ソラゴト: (とりさん…だから羅針盤かあ。納得)
ソラゴト: 「やはり賢人の手がかりであったか…」
ワタノレ: 「炎の朱雀かぁ。聖人の手がかりなら、なんとしてでもとりかえさなくっちゃね」
ソラゴト: 「うむ」
クウマ: 「ああ。やるしかないぜ、ワタノレ!」
ヒシカ: 「面白そうだからするのだ」 尻馬(笑)
海比子: 「……クワヤマってやつがやった悪さは、そんだかけかい」
アマ: 「……海の生き物がたくさん怪我を受けました……」
海比子: 「…………ちっ、クワヤマって野郎……」 黙ってがたっと立ち上がる
ヒシカ: (黙ってない、黙ってない)
海比子: (あ(笑))
アマ: 「海比子さんっ」
ソラゴト: 「待てい海比子」
海比子: 「……なんだよ、おっさん」
ソラゴト: 「敵の力量も計らずいたずらに一人先走って何とする」
海比子: 「ヨットトなら、俺のガキの頃の玩具だ、負けやしねえよ」
ソラゴト: 「えーウソ、ほんとぉ?」
クウマ: 「そうか、海比子、そういえば、お前、ここの天界の生まれだったな」
ソラゴト: 「やーよかった、拙者、正直言って泳ぎとか船の類は苦手でのぉ」 (あっはっは)
ソラゴト: 「恋に溺れるのは得意なのだが」 ボソ
ヒシカ: 「あちしも遊ぶのだ〜」 わーいっと跳ねながら
海比子: 「だぁっ 遊びにいくんじゃねえぞっ」
ヒシカ: 「一等賞取るのだ」 嬉しそうに
ワタノレ: 「じゃあ、僕にも教えてくれる?」
海比子: 「……お前に覚える気があるならな」
監督: すると、外からデッカイ声が聞こえてくる
ワタノレ: 「うんっ、頑張るよっ……って、なんの声だろ?」
クウマ: ドアを空けて外に出てみます。
海比子: 「ん?」
監督: 沖に大きな船を浮かべて拡声器を持った男が一人います……
ソラゴト: 「むっこのお下品極まりないどら声はっ」
ヒシカ: 出てくトリさんの首ったまにしがみついて、外を見ます
ソラゴト: お船の旗印をカクニン
監督: クッキリ輝くアクニンダー印
ソラゴト: 「やはり、アクニンダー!」
クウマ: 「あいつが、キャプテン・クワヤマって野郎に違いないぜ」
ソラゴト: (読めた(笑) 名前はユウゾウだなっ)
ヒシカ: (ウクレレ持ってるんですねっ(笑))
監督: (……くわやま=加山……)
クウマ: (ぐはぁ…)
海比子: (宿敵は田中クニエだろうか)
クワヤマ: 「シジミ村の諸君に告ぐ……明日正午から、ヨットトレースを行うので、参加するように……」
海比子: 「ふん、向こうから出てくるなんて好都合じゃねーか」
ソラゴト: 「しかし…今どき横縞のシャツにネッカチーフなんて…着るか、普通。」
クワヤマ: 「もし、私に勝てたなら、海は自由にしてあげてもいいぞ、勝てたらの話だがな……あーはっはは……」
海比子: 「……上等だぜ……見てろ」
クウマ: 「明日か…ワタノレ、時間はあんまりないぞ」
ソラゴト: 「よし…特訓だな。」
ワタノレ: 「明日のお昼までかぁ……あ、やっぱり?」
クワヤマ: 「(背中からウクレレ取り出し) ポロロ〜ン、それでは、明日、あいましょう……」
監督 クワヤマは去っていきました
ヒシカ: (ステキ(笑))
ヒシカ: 「…でも」 服つんつん
クウマ: 「というわけで、海比子! 早速、ワタノレに特訓してやってくれ」
ヒシカ: 「ヨットトってヒコちゃん持ってるのか?」
海比子: 「いや……もうないが……」
ソラゴト: 「ほれ、これ履いて、な」 鉄ゲタすちゃっと
監督: すると、一人の老人が近づいてきます
海比子: 「……なんか用か」
長老: 「……皆さん、話はアマから聞きましたじゃ……良ければ村のヨットトを使って下され」
ワタノレ: 「ありがとうございますっ」
クウマ: 「ありがたく使わせてもらうぜ、じーさん」
海比子: 「ワタノレ。やるからには、厳しくやるからな。覚悟しておけ」
ワタノレ: 「ああ、わかってるよ」
長老: 「よろしくお願いしますじゃ。」
海比子: ヨットトというのは何人乗りなんでしょう(笑)
監督: 一人乗りですー
海比子: ぢゃ、ひとり一台なのね……
監督: そう……誰かが勝てばOK……
海比子: 全員特訓、する?(おひ)
ヒシカ: あちしも挑戦するのだ〜(笑)
ソラゴト: では拙も (コホン)
海比子: ぢゃ、希望者はびしばししごくのだー
ヒシカ: きゃー(笑)
クウマ: 「空から応援してるから、がんばれよ、みんな」
ソラゴト: まづは鉄下駄はいてウサギ飛び…
ソラゴト: 千本ノック…
海比子: (まあ、声援要員がいるのも大事……)
クウマ: (あと、やばいときのための裏工作とかー(笑))
監督: (うんうん、そうそう……(ハッ))
クウマ: (そう、裏工作を阻止orフォローするための待機要因…(笑) 大抵発動するけど)
監督: (うみ、よろしくー)
監督: では、特訓シーン……
ヒシカ: 「ヒシカシカシカヒシカシカ……忍法、泳ぐのは魚さんが早いのだの術っ」 で、ヨットトにひれとしっぽを
ワタノレ: 「それって反則ーっ」
ヒシカ: 「だめなのか?」 がっかり
海比子: 「いいか、ヨットトというのは、船・海・人の3つが一つになった時はじめて走るんだ」
海比子: (いきなり精神論をぶつ体育会系なやつ)
クウマ: いつのまにか紐付きの笛とか首にかけてるんだね…
ヒシカ: (ストップウォッチも欲しいな)
ワタノレ: 「なるほどっ」 真剣(笑)
海比子: 「そのためには、海の声を聞き、船の声をきき、そして相手に自分の声を届かせなくてはいけない」
ワタノレ: 「海の声かぁ……」
ソラゴト: 「…」耳すまして「何も聞こえんぞ」
ヒシカ: 耳をヨットトにあてあて
ヒシカ: 耳を海に…… 「こそばゆいのだ」
海比子: 「(無視して) そこで、海の男たちは力の限り、「ヨットト!!」と叫ぶんだ。どうだ、格好いいだろう」
ヒシカ: その背景で、とんとんっと片足で立って、耳から水(と魚)を出している
ワタノレ: 「……カッコいいかどーかは、置いといて、やってみようよ」 (笑)
ソラゴト: 「…恥ずかしくないのか」 ボソ
海比子: 「これが海のやり方だ!」
クウマ: 「…………やらなくてよかったぜ、ホッ」 空から海比子の言葉を聞きながら
監督: では、海比子のお手本……は成功って事で
監督: 「70」です、超特別指導
クウマ: (きっと、楽屋でも必死に指導うけさせられてたんだな…)
海比子: ところで、ヨットトって何で操るんでしょう
監督: ウィンドサーフィンみたいな物ですね
海比子: ロープいっちょうで勝負なのね、了解
ワタノレ: (でわまづ素人さんはオカの上で身体をかたむける練習から……)
ヒシカ: 「……ヒコちゃん」 服つんつん
海比子: 「……ん?」
ヒシカ: 「海の女たちはなんて叫ぶのだ?」
海比子: 「あー…それは…もちろん、「ヨットト!」だ」
ヒシカ: 「おんなじなのだ」 にぱっと
監督: ワタノレ達は「50」です、ヨットト判定
海比子: 「じゃ、今からやってみせるからな」
海比子: (ロープを手繰る) 「ヨットト!」 (操る) 「ヨットト!」 (体を傾ける) 「ヨットト!」 (笑)
海比子: 「さ。同じようにやってみろ」
ワタノレ: 「叫ばないとだめなのかなぁ……(^^;)」
クウマ: 「こけそうになって、「おっとっとっ」っていってるようにしか見えねぇ……」 空から
ソラゴト: 「うーむ、平和のため…男ソラゴト、恥も外聞も捨てるぞ!」
ソラゴト: 「ヨットト!」
ソラゴト: 成功★D(46)≦50
ソラゴト: 「おー通じた、通じたぞ!」
海比子: 「…ちょっとはやるじゃねえか、おっさん」
ワタノレ: 「よ……ヨットト」
海比子: 「ワタノレ!もっと腹の底から声を出すんだ!」
ワタノレ: 成功★D(38)≦50
ヒシカ: (綱引きポーズ) 「ヲットト!」 (操る) 「ヲットト!」 (体を傾ける) 「ヲットト!」
ヒシカ: 成功★D(42)≦50
ヒシカ: 「あちしもできたのだ〜」 嬉しそうに
海比子: それでも船が綺麗に走ってるのでとりあえず黙認しているらしい(笑)
ヒシカ: (寛大だわ(笑))
ワタノレ: 「う……ヨットト!!」 (ヤケ)
海比子: 「よし、いいぞ!」
ソラゴト: 「ヨットトっとっっとっと」 (こけっ)
海比子: 「おっさん、腹が出てるぜ!」
ソラゴト: 「う、うるさいっ」
ヒシカ: 「ヲットト」 何時のまにか、アシカの木ぐるみ姿で、ボールで遊んでいる
監督: 夕方〜……
クウマ: 特訓後のみんなの様子を観察
海比子: 「……もうすぐ日も沈む、今日のところはこれくらいにしておこう」 さんざんぱらやったあとで
ワタノレ: 「あ〜〜づがれだ〜」 ぱったり
ソラゴト: 「こ、腰が…」 今日もよくたれています…
ヒシカ: アシカ姿で、両手をぱちぱち(笑)
クウマ: (日焼けしてそう(笑))
海比子: (真っ黒……(笑))
クウマ: (きみはもともと…)